2019.11.30
ショパンコンクール前回の優勝者🇰🇷チョ・ソンジンくんのベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」を聴いた。
「くん」と呼ぶほど彼はまだ若いピアニストだ。
オーケストラはドイツ🇩🇪ケルン放送交響楽団。かつてホームでケルンオケの演奏は聴いた記憶を手繰り寄せながら、、、
確か、、、リゲティ作曲のピアノ協奏曲でピアニストは、巨匠マウリツィオ・ポリーニ氏だった。
そして、思ったより細身のソンジンくん。
演奏の皇帝はまさに、ピアノ界の次期巨匠と言える圧巻な完璧なものだった。
テクニックにおける粒揃いの音色は一級品だが、歌い上げていくセンスなどはアジア風味と言うより、フランスで勉強を重ねた香り高い味のある音楽に仕上げていた。
彼も新しいピアニストだと言えるだろう。
2曲目は、交響曲「田園」
皇帝と同じ時期に作曲されていて、ベートーヴェンも耳の病が深刻な時期だが、音楽は名曲揃いが生み出されている。ドイツの田園風景を思い出しながら聴いた。
芸術の秋。。。小倉まで足をのばした甲斐がある感慨深い時間だった。