2015.08.18
この数年、発表会で私が趣味で習っているヴァイオリンの萩野恵美子先生をお呼びして子供達のアンサンブルをしています。
会を重ねるごとに合わせる事に手馴れてきて子供の体で感じる吸収力はすごいなと思っています。
先日、今年3回目になる生徒さんに
「今年はどんな曲を弾きたい?」と聞いたら
「暗い曲」というので、それならばと
私がずっと好きだったモーツアルトのK304のヴァイオリンソナタ2楽章を勧めてみました。
短調のこの曲、清らかな美しい涙がハラハラと流れるようなメロディ・・・何度聴いても飽きません。
しかし、楽譜を買って渡した後
果たして、この深く美しい曲を子供に渡してよかったのか?悩みました。
1回目のレッスンで、じっくりと取り組もうという姿勢があって、これなら何とかなるかもしれない。。。と少し安堵し、この子が発表会でどこまでこの曲の伴奏を表現してくれるのか楽しみでなりません。
「譜読みは回数を毎日決めてそれをきちんとやってみてね」と言うと
「うん、やる!大丈夫、大変だけど何とか出来ると思う」と言う頼もしい言葉に
この子の小さいときを思い出し
ああ大きくなったと思い、こんな時が来るんだなと感無量であった。
「2人でどこまで出来るか頑張ろうね!
綺麗に弾けたら素敵でしょうね!」と
言ったら
うんうんとうなずいていた。
さあ、大変だけれどどこまでやれるか。。。