2024.02.19
昨夜、今月お亡くなりになった小澤征爾さんの追悼番組で、2002年?ウイーンニューイヤーコンサートと2016年ウイーンフィル来日公演の時の小澤征爾さん指揮のコンサートを聴いた。
ニューイヤーコンサートの60代のエネルギッシュな聞き手を飽きさせない集中した演奏
おそらく、一番華やかな頃
日本人が本場のオーストリアで指揮している姿に感無量になった方もいるのでは
それとは対照的に
2016年来日公演は
シューベルトの「未完成」交響曲
座りながらの指揮だったけれど、深い心の奥を見るような、美しく、はかなく、悲しい音楽に引き込まれた。
武満徹の曲でヴァイオリンはムターのソロで
幻想的な音楽だった。
学生時代、アルゲリッチとのショパンにピアのコンチェルトを生で聴いた。
細部まで考えぬいて、心をかよわせ、メロディを歌わせる方で
その魅力で回りを引き込んでいく方だったと思う。
音楽の素晴らしさと
人が人とかかわって生きていく事の素晴らしさを
教えてくれた。
温かく、真摯な、飾り気のないご性格が世界を魅了した。