2016.03.08
保育士を目指している、大学1年のCさん。ピアノは、習い始めて一年と少し。
大学の練習室を借りて、友達と一緒にアコースティックピアノでよく練習をしています。昨年末の教室コンサートでは、ギロックのウィンナーワルツを弾き、ペダルにも初挑戦しました。
今取り組んでいる、バイエルの最後の曲は、半音階が沢山出てきたり、跳躍もあったりで、片手では弾けるのに、両手にするとなかなか今までのようにすぐには弾けるようになりません。
先週のレッスンの時に、どんな風に練習をしたら、これからだんだん難しくなる曲を仕上げて行けるか…について、2つのことを再確認しました。
●その1●片手の練習の時に、なるべく鍵盤や手を見ないこと
「目を閉じて、手のひらを鍵盤の上に乗せて、ドの音がどこにあるか、探してみるゲーム」をして、目で見られない時に、指先がどんなことをたよりに、鍵盤を探すのか、体験してもらいました。
私「並んでいる黒鍵の数が2本か3本かさがして…2本の黒鍵の左側がド。目を閉じていても探せるよね。右手の1の指で弾いてみて」
Cさん「ドー(と弾く)」
私「じゃあ、そこから3度低いラの音を同じ1の指で探してみて。どんな探しかたがある?」
Cさん「鍵盤の間の隙間に溝があるから…」
私「ラに移動するには、溝を何本過ぎたら良い?」
Cさん「2本?」
私「そうそう。見なくても、指先の感覚に注意して鍵盤をさわっていくと、今どの音をさわっているのかが、わかるでしょ?」
Cさん「はい」
私「手を広げたり縮めたりして、次の音に移動する時は、弾いていない指で黒鍵や白鍵に触れながら手でその幅をはかって移動すると弾きやすいよ。音が沢山とぶ時は、見ることもあるけど…」
など…実際の曲の色々な部分で、鍵盤を見ないで弾く方法を試してみました!
片手なら、目で見て弾くことも可能ですが、両手になると同時に見ることはできないので、指先で見ようとしてみることも大事ですね。
続き(その2)は明日へ…(^-^)