2015.08.07
ある大人の生徒さんから
「最近、ピアニストの演奏を聴くときに、自分が好きな演奏とそうでない演奏が、分かれるようになってきました。以前は、どの演奏もただ上手だな~と思っていましたが、いいな~!真似したいな~!と思う演奏の、好みが出てきました。実際に真似することは、難しくて
なかなか出来ないんですけど(^^;」
という話を聞きました。
聴き方が、以前とは違ってきたのですね(^-^)
特に、自分が弾く曲に関しては、BGM的に聞き流すのではなく、細かいところまで、色々と気にしながら聴くそうです。
この部分のこの音色が好き‼
このフレーズのふくらませ方が好き‼
このやわらかい終わり方が好き‼
この部分の雰囲気の変化のさせ方が好き‼
リズムの軽やかな感じが好き‼
せつなく歌い上げるところが好き‼
…など、真似したい部分を発見すると、嬉しくなりますね(^-^)
好みは、人それぞれ違いますし、年齢とともに変わったりもします。自分の心の状態や、聴く場所、曲によっても、いいな~と思う演奏は違います。
私自身も、ピアノだけに限らず、沢山の演奏に触れて、自分にとって目標になるような演奏を、探していきたいとおもいます♪
写真は、先月聴きに行ったチェンバロのコンサート(調律中の写真です)。ピアノに比べると、音量は小さくて、とても繊細な音なのに、離れて聴くと音が独特なひろがり方をするのを感じます。4台のチェンバロと弦楽器のコンチェルトを、楽しみました♪