2015.06.19
いままで、自己流で、耳をたよりにピアノを弾いていた大学生の生徒さん。楽譜を自分で読んで弾けるようになりたい…と、レッスンに通っています。
最近、固定ポジション+手の拡張で弾く曲は、手や鍵盤を見なくても、楽譜を見ながら初見でも大分弾けるようになってきましたが、音が低音部や高音部に飛ぶ曲には、まだ慣れていません。
今、手の移動が右手にも左手にも出てくる曲を練習中です。
まだ、弾いている所より先の楽譜を見ることに慣れていなくて、両手を移動させる部分では、一回ずつ止まってしまいます。音符は読めているし、練習もしているのですが、なかなかすらすらと弾けるところまで仕上がりません。
たとえば、写真の楽譜で言うと…
二小節目の最後で、右手のドレミファソを弾き終わってから初めて、両手の移動先を片手ずつ目で確認してから両手を順番に置く→三小節目を弾く
という目線と手の動かし方をしていたため、二小節ごとに止まってしまっていました。
この順番だと、両手の移動先が近い場合や、両手とも休符の時間が長い場合は、何とか間に合いますが、右手左手が離れている場合は、目線を右左に動かすのに時間がかかり、また、両手を同時に別々の移動先へ動かすのも難しいため、間に合わなくなってしまいます。
私が弾く時には、どんな風に目線と手を動かしているのか、スローモーションで弾いてみせると…
二小節目2~3拍目で右手のミファソを弾いている間に左手の移動先のファを見てまず左手を置いておく→そのあとの右手の八分休符の間に右手の移動先を見て手を置く→三小節目を弾く
インテンポで弾く時には、手や鍵盤は目の端に入れているくらいで、しっかり見たりはしていないような気がしますが、あえて見るようにしてみると、そんな順番で弾いています。
そして、生徒さんにも、これをためしてみてもらうと…
ちゃんと間に合うように手を移動させることができ、
「おもしろい~」
と、にこにこ笑顔に‼\(^^)/
音が飛ぶ場合は、目線や手の動かし方の順番も、大事ですね♪
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現在、満席のため、新規生徒さんの募集はしておりません。空き時間ができましたら、その都度ご案内いたします。