2014.09.10
譜読みの段階のお話ですが…
一曲の中で、
・いつもつまづくところ
・弾きにくいところ
・指づかいがなかなか覚えられないところ
…などは、そこだけ取り出して、繰り返し練習しないと、なかなか弾けるようになりませんよね。
一般的にこどもの生徒さんは、一曲を通してさーっと弾くのは好きですが、部品的な繰り返し練習は、苦手なことが多いです。私も、小さいころはそうでした(^-^ゞ
そんな「いつもひっかかる部分」攻略法として、レッスンの中で「三回チャレンジ」をしてもらいます。
まずは、弾けない部分を1~2小節だけ片手ずつ。音を読んで歌ってもらったあと、
「少しゆっくりでいいから、間違えず、止まらず、弾きなおさず、いつも同じ指づかいで」
という条件で弾くことを、三回連続でクリアしてもらうチャレンジです。
一ヶ所でも、間違えたり止まったり指を変えてしまったりしたら、それまでクリアしていた回数がゼロにリセットされてしまうので、子どもたちは、すごい集中力を発揮します♪
たいてい、最初は三回連続では弾けませんが、一度「ゼロにリセット」を経験すると、悔しい思いが集中力をぐんと上げてくれます♪
「次こそは、三回クリアするぞ~!」という、勢いのおかげで、文字通り、目を皿のようにして楽譜を見、自分の指の動きに意識を集中してくれます。
クリアできたら、前後の小節とつなげて4小節に増やしたり、両手でチャレンジしたり、テンポを上げたりして、レベルアップ♪
三回連続で、正しく弾けるようになると、だいたいその部分は弾けるようになります。
おうちでの練習でも、ぜひ取り入れてみてください♪