2014.04.24
電話自動受付などで、機械が私たちの入力した番号を、確認のため、機械音声で復唱するのを聞いたことがありますか?
あの番号の読み上げは、まるで
「ワレワレハ、ウチュウジンデアル」と
いう、宇宙からのメッセージみたいに、
機械的で、抑揚もなく、読み上げらている番号は正しいのに、なんかおかしな感じがしますよね。
人間が数字を読み上げるときには、前後の数字のつながり方や区切り方によって、読み方を自然に変えて読みます。
たとえば、18と、81。
同じ「いち」と「はち」という数字でも、並び方によって読み方や抑揚がかわって来ます。
それに対して機械は、数字の並び方や、どこに区切りを入れて読むかには、全く関係なく、一つずつの数字を、どの場所で使われていても、同じ読み方で発音します。
そのため、つなげて聞いたときに、なんだかおかしな感じがするのです。
音楽も、同じですね。
「ド」なら、どこに出てきても同じ「ド」では、困ります。
ドの次には、何の音がきてるのかな?
前後の音とのつながりはどうなっているのかな?
このドは、フレーズの始まりの音?それともフレーズの終わりの音?
このドは、その曲の調の主音?それとも他の音?
いつも同じ「ド」ではなく、使われている場所によって、弾き方を変えたいですね。