2019.03.11
あれから8年。
先日NHKの「誰が命を救うのか」を見て
知らされていなかった事実に
震えと涙が止まりませんでした。
ちょうど 今本選を向かえようとしているコンクールに
我が娘も練習に熱が入っていました。
経験したことのない 大きな長い揺れ。
小学校の校舎の真ん中が陥没し
分かりやすくいうと アルファベットのAの文字のようになりました。
その校舎に2日間避難しました。
教室の床は冷たいので、とてもそのままでは寝られない。
地域の方が避難して来る前になんとかしなければと
そうだ‼️ お習字で使っている新聞を床に敷いてと娘に伝え、
クラスのお友達の習字バッグからも新聞を出してもらって敷き詰めました。
少しでも暖がとれるように。。
夜は寒く寒くて 子どもたちは洋服の上から体操着を着たりしました。
大きな揺れのあとに 雪がものすごく降ってきました。
夜は悲しいくらいに星が素晴らしい輝きを放ってました。
「こんなときに、星が綺麗と思うなんて無情だ」と子供たちと涙があふれました。
夜は教室も人で溢れ、机の上しか居場所はなく
机の上に体育座りのまま友達と夜を明かしました。
教室からは どこかが燃えている火が見え
「早く消して」と涙がまた溢れました。
被災している現場には全く情報は入ってきませんでした。
まわりがどうなっているのかさえ 解りませんでした。
助けて下さったのは
自衛隊の方 消防の方。
本当に 本当に助けていただきました。
助けていただかなかったら 食べるものさえありませんでした。
学校を1日でも早く再建しようと
先生、地域の方 子供たちみんなで頑張りました。
あの時 あの時の人のつながりは
私も子どもたちも一生消えることのない思いが今もあります。
震災を振り返り
「寝心地のよい避難所」「あたたかい食べ物」
がなければとテレビで放送していましたが
避難所は「ホテル」ではありません。
現実に向き合っている時は、「生きる」だけで精一杯。
「震災」をゲームのように学ぼうと言う内容のものもありました。
違う。。違います。
これから またどこかで災害は起こります。
その時が来たら どうしたら良いのか。
最小限に被害を抑え 早く復興できる対策は
とられていないような気がします。
小さな赤ちゃんがいるお家は
ご年配の方は
ペットのいらっしゃる方は、、(ペットは家族です)
スムーズには避難できません。
8年前にも たくさんたくさんいらっしゃいました。
経験したことを次に生かす
日本は できているのでしょうか。