2016.06.20
合唱の伴奏のために伺う小学校の裏庭に並んだ野菜の苗に今日もご挨拶。真っすぐよく育っています。たくさん生るといいですね。
こんにちは! おしみピアノ教室です
ピアノを初めて弾くその日から声をかける言葉は、「良い音でね! 素敵な音でね!」
ピアノを始めたばかりの小さい生徒さんが「良い音!」がどんな音かわかるわけもありませんが、毎回のレッスンで何度言っていることでしょう。
その素敵な音で弾けた5才ちゃんの手の中に、ぴったりサイズの冷た~いトマトを差し上げました。冷たく感じたのは手の中のお山だけ、鍵盤に触れた指先ではなかったこと、トマトがつぶれたら音もつぶれちゃうね、なんてお話ししてくれました。
音を並べることに精一杯の練習ではなく、良い音で弾こうという意識をもって指先に伝えられるようになるにはどうしたらよいかと試行錯誤しています。
そんな思いでレッスンしてきたちょっと大きくなった生徒さんたちにピアノの目標を尋ねると、揃いも揃って「素敵な音で弾ける人になりたい!!」 と言ってくれた時には感激してしまいました。
音の美しい響きに耳を傾けることができるようになるとその奥深さ故、ピアノを長く楽しみ続けることができるようになります。
これからも素敵な音探しをいっしょにしていきましょうね。
5才ちゃん、あのトマトはサラダにして食べたそうです。でも「トマトの手!」と声をかけると、指先をのぞきこんで自分の音にいっしょうけんめい耳をすましてくれました。