2016.05.04
昨晩の強い風でモッコウバラもハナミズキの花もあっという間に散ってしまいました。
次はバラが花開くのを待ちましょう。
こんにちは! おしみピアノ教室です
今日は上野まで叔父の絵を観に出かけました。バッグの中にとても大事にしているピンクのバラのハンカチが覗いています。
3年前に私が音楽教室を辞める時にお手紙といっしょにMちゃんのお母様からいただいたハンカチです。
Mちゃんはキラキラと真っ黒い瞳を輝かせ、いつだってしっかりと私の目を見てニッコリとレッスン室に入ってきてくれました。
でも毎日の練習はしないのです。レッスンの場ではとても楽しそうに課題を積み重ね、一年に一度の発表会だけは一生懸命心をこめて弾いてくれました。
10回目の発表会で弾いた曲は一青窈の「ハナミズキ」 それはそれは歌心あるきれいな優しい音でした。
そんな区切りがある度にMちゃんともお母様にもご相談しました。「何か得るものがあるから続けたいと思うのだと思います。彼女にとってここが必要な場ならばレッスンに通わせてもよいのです。先生が大好きなんだと思います。そのおかげで学校も頑張っていられるんです。」 とお母様がおっしゃってくださり、Mちゃんに「なんて幸せなことかしら!」と声をかけたことが、このハンカチを使う度に思い出されます。
ピアノの先生はピアノが上手になってほしいと願っています。どうしたら上手になるかな?といっしょに考えながらレッスンしています。心地よい場所でピアノが「音の出る友だち」になってくれたら嬉しいです。気持ち良さそうに弾くMちゃんの「ハナミズキ」はピアノも喜んでいるかのように聴こえました。
君と好きな人が百年続きますように。。。Mちゃん元気かな?