2016.03.27
歩道橋を渡ると、桜色のトレーナーを着たMちゃんに会いました。 「せんせい~どこに行って来たの?」 「お勉強会よ~」 とお話ししながらいっしょに坂を上りました。みんな春休みになったのですね。
こんにちは! おしみピアノ教室です
今週は20名余りのピアノの先生方が集まって、1813年ブタペストに生まれたヘラーという作曲家の作品を弾いてみよう!という弾き合い会に参加してきました。
「自分の音聴いている?」「21世紀のチェルニー」「教本セミナー」と連続受講してきた音楽ライター山本美芽先生の研究会です。
それはよく聴くと、どこかで聴いたことがあるようなメロディだったり、
弾いてみると、練習曲として別の作曲家の作品を弾く助けになりそうだったり。
こんなにたくさんヘラーの曲を聴いたり弾いたりすることはありません。それぞれの先生方のコメントもとても勉強になります。
お一人の先生がとても詳しく作曲家ヘラーについて調べてきてくださいました。
音楽の中に作曲家自身のこと、ヘラーの生きた時代のこと、当時の作曲家同志の繋がりなど…とても興味深く見えてくるのです。音楽を読むっておもしろい!!
現在のピアノレッスンではこのヘラーの作品が取り上げられることが少ないのですが、この小品から音楽の面白さは十分に伝わってきます。
ショパンやシューマン、メンデルスゾーンの作品も弾いている中高生にもお勧めの曲集です。
新しい曲を弾きながら、あれ? どこかで聴いたことある? 似ている? 同じなんじゃない? どうして?とテキストをめくりながらその発見を不思議そうに得意げに目を輝かせて伝えてくれる小さな生徒さんたち。
まずはそんなことから、楽譜を読む楽しさを覚えてほしいと思っています。