2016.02.26
春まで1歩ずつ1歩づつ、と思うと待ち遠しくもあり楽しみでもありますね。久々の庭の草取り。寒さで縮こまっている雑草も根はしっかり頑張っていました。
こんにちは! おしみピアノ教室です
久しぶりのYちゃんのママのレッスンでした。
お仕事も子育てももちろん主婦としても頑張ってのレッスン、そして協力してくださる旦那様が素晴らしい!!
そしてそして、もっと感心してしまうのがレッスンの受け方です。
その日受けるレッスンの目的をもっていらして、いつも質問をされるのです。
ここが上手く弾けないのですがどうしたらいいですか?
練習時間が取れないのですがどんな練習をしたらいいですか?
練習してみてここが難しかった、ここが好きです、ととてもはっきり伝えてくださいます。
「なぁるほど!」をたくさん持ち帰っていただけるよう、一緒に音楽を考えました。
曲はドビュッシーの「アラベスク1番」です。
楽譜に音がたくさん並んでいるのを見ただけで、呼吸を止めてピアノを弾くこと=指を動かすことに必死になってしまうのですね。
これはもしやチェルニーを頑張って練習してきた癖かと思われます。
ピアノを弾くと言わず、ピアノで音を作ると思ってはいかがでしょうか?
ちょっと変な言い方ですが、指先で耳をすます。。。とでもいいましょうか?
音のイメージをたくさんお話しして、音楽に息を吹き込むように弾いてみました。ピアノという楽器の弾き方のために無駄な身体の動きを減らしました。
呼吸をすると身体もゆるんでテンポも安定しましたし、自然な音楽が作れるようになりました。とても弾きやすくなったと喜んでくださいました。
唐草が軽やかに舞うようにとっても素敵なドビュッシーの曲の出来上がりです。
次回はベートーヴェンのソナタ悲愴。
どんな質問が出るかと1か月後を楽しみにしています。桜も満開の頃かと…