2016.02.01
ワライカワセミの鳴き声を知っていますか?
風邪をひいてワライカワセミに笑われないようにしましょうね!
今週はみんなで「わらいかわせみに話すなよ」を歌います。
こんにちは! おしみピアノ教室です
しばらくはなんだか緊張した面持ちでレッスンを受けていた2年生のYちゃん。
実はよそのお教室から移って来られました。
先生が替わって、レッスンでのアドヴァイスのちょっとした言い回しや曲の仕上げ方、進め方、きっと初めは戸惑ったことでしょう。
毎日の練習の習慣がしっかりできていて、一人で小品をどんどん弾いてきてくれます。
その中から今日レッスンしたい曲は? と尋ねるとバルトークの「冬の物語」を選んでくれました。レッスン室の窓の外はいかにも冬の色。
Yちゃんと窓の外をながめながら、冬のことを語り合いました。
この曲を選んだ理由は「音が少なくて簡単だから」 だそうです。
でも音数は少ないものの、たくさんスラーがついています。
「Yちゃんのスラーの終りの音は、つくしが土の中からもう春かな?ツン!ってでてくるみたいだわ~。まだまだ冬なのに~」」 とそれらしく大げさに弾いてみました。
それはもう可笑しそうに笑い転げるので、私まで可笑しくなって何度も何度も弾いてあげました。
それから指先と手首の使い方を教えてあげると、スラーの終りの弾き方が静かに冬のお話しをしているかのように弾いてくれました。
最後のラの音の上にこの記号「-」を発見!
「コラ~っまだ冬なんだからもぐっていなさ~い!ってつくしに言っているみたいね」 とYちゃんの頭を上から抑えると、困ったように大笑い。
もう1回でてくる同じメロディに「あれ?」
1回目と違う和音が付いていることに気がついて、「どうしたんだろう?」 と不思議そう。
ちょうどその時、窓の外に陽が差して。。。二人で顔を見合せて「なぁるほど!」 クスッと笑いました。
次のページの曲「さびしい旅人」も弾いてみると、「バルトークって誰? バルトークさんはイ短調が好きなの? どうしてかな? なんで同じメロディに違う和音つけるんだろう?」
ポツリポツリと質問が…
「楽譜を読むのっておもしろいでしょ」
初めて大きな声で笑ってくれたYちゃんのレッスンでした。
♪ケララケラケラ ケケラケラ~♪ この歌Yちゃん知っているかな?