2016.01.13
朝早く家を出る時はうす晴でしたが、町田を過ぎて相模原に着く頃には空はグレイに変わり冷たい冬の雨でした。
こんにちは! おしみピアノ教室です
いつもピアノの上に重なって楽譜棚に片付けられることのなかったバッハの平均律とバルトークのミクロコスモスの楽譜です。
バッハの楽譜には音の他何も書かれていません。
自分で考えて弾いてごらんなさい、という声が聞こえます。
バルトークのミクロコスモスの楽譜には、しっかり楽譜に書いておいたからその通りに弾いてごらんなさい、とその曲の目的が見えるようです。
バルトークのミクロコスモス曲集は私のピアノの師匠がそのお父上から手ほどきを受けたという曲集、バッハの平均律プレリュードはピアノのサプリメントだ! といつも仰っています。
楽譜を音にすることの難しさに悩み、音楽の楽しさを追い求めて師匠に教えを請いました。師匠の音に「なぁるほど!」の連発で音を作る楽しさに目覚めました。
ソルフェージュとは? 音楽的に弾くということは? そのために必要なテクニックとは?
これまでの自分の中にたくさんばらまかれていた「なぁるほど!」が繋がり合って感慨深い昨日のセミナーとなりました。
私の?の答えをこの二人の作曲家から見つけてきたのですから。
練習曲としてのチェルニーを考察しながら響きのよいホールで弾き合い、最終回でたどりついたバッハとバルトーク。ますますBとBの作品から耳が離せません。
ライティングセミナー・自分の音聴いてる?セミナー・21世紀へのチェルニーセミナー、導入教本セミナーをこの2年間、広い視点から道案内をしてくださった音楽ライター山本美芽先生に心から感謝いたします。
学び深いコメントとピアノへの想いの詰まった音をたくさん下さったセミナー参加の素敵なピアノの先生方、ありがとうございました。
これからもレッスンで、音にして伝え、文章にして伝え、生徒の皆さんといっしょに考えて感じて音楽することができたら素敵ですね。
BachとBartokから学び、そしてBと言えば、もう一人…そう、あの方です。
また難関が待ち構えています。