2015.09.28
Yちゃんと証城寺の狸囃子を連弾しました。
レッスンが終わって見送るとスーパームーンが輝いていました。
こんにちは! おしみピアノ教室です
私はとても幸せなことに、気がついた時には姉が弾いていたピアノとずっと一緒でした。
その縦型のピアノは今はおばあさんとなって施設で過ごしています。時々会いに行って弾いてきます。
次に我が家にいたグランドピアノには大変お世話になりました。
これはオーバーホールをして姉の家に健在です。
現在のピアノ2台は学校を卒業してからのお付き合い。私のことを一番よく知っているのはこの子達かもしれません。
もしこの子達とお別れする時がきたら…
愛犬クッキーとのお別れに匹敵するくらい寂しいな。
そして今はどうしているだろう?あのピアノ。
それは30年前マドリッドのバラハス空港に降り立ち、車で迎えに来てくれた主人が直行してくれたのはマドリッドのピアノ屋さん。初めての海外生活の始まりでした。
あまりにいきなり過ぎて、車から見えた渇いたスペインの大地や古い町並みに驚いたことしか覚えていないのですが、その背の小さいヤマハのピアノは約7年間、私と娘と日本人やマドリッドのお友達の遊び相手をしてくれました。
そして私にスペイン人のピアノの先生を探しきてくれたのも主人でした。
何と過保護なことか。日本を離れてピアノとはしばらくさよならだなぁとちょっとほっとしていたのに。笑
持ち帰ることはできずお友達にお譲りしてきたあのピアノ、どうしているかしら?とスーパームーンを見上げながら懐かしく思い出したところです。
みなさんは初めてピアノがお家に来た日を覚えていますか?
ピアノが弾けるようになりたいなと夢見たあの日を忘れずに、生徒のみなさんと一緒に歩んでいければと思います。