2015.03.15
オーバーコートを仕舞って、トレンチコートの出番がやってきました。 この春は出かけたい演奏会がいっぱい。昨日はピアニスト小菅優さんの素晴らしいコンサートを聴いてきました。
こんにちは! おしみピアノ教室です
最近ではピアノレッスンで、チェルニーという練習曲を弾かない傾向にあります。いつの間にか嫌われてしまったチェルニーさん。楽しみながらテクニックが身につかないかとこれに変わる教材もたくさん増えました。
チェルニーさんはベートーヴェンの弟子であり、リストも育てた教育者でもありました。
ピアノが上手になるための練習曲をたくさん作りました。
私が子供の頃は、指が速く動く、強い音が出せる、それがピアノが上手!という事と勘違いがまかり通っていて…ただただ数をこなすだけで満足していたかもしれません。
音楽を楽しむポイントは、音のニュアンスを聴けたり、表現できるか、ということ。
キラキラした音、しっとりした音、柔らかい音、太い音、みずみずしい音、ささやくような音…美しい音色を奏でるにはそれを聴ける力と、それを奏でる感性とやっぱり技術が必要です。
そのためにチェルニーさんは美しい音を奏でてほしいと思いながら一生懸命、簡素なメロディやシンプルな音の階段を使った練習曲を作って、目的をもって勉強してね! と言っているように思えます。
それには近道はなく、あせらずゆっくり、ピアノの積み立て貯金をしていくことですね。
どうしたらチェルニーをもっとレッスンで活用できるか、勉強してみます。
チェルニーさんの可愛らしい古典的な曲と仲良しになってもらえればいいのですが…