2025.04.07
また1つ学年を重ねた生徒さんたちが、立派な顔つきになっているのを見て、思わず肩に手をのせてしまった4月の初レッスンでした。
卒業式には必ず歌われていた蛍の光・仰げば尊し、この美しく気高い曲を葬ってしまうことは残念でなりません。歌詞に問題があり時代に合わなくなったからのようです。
ピアノレッスンに通うお子様はもちろん、その親御様世代もこの歌を歌わずにゆとり教育の波に乗っていま社会を泳いでいます。人と比べず、競争せず、自分の好きなように生きていいんだよと言われ戸惑うこともあるでしょう。
どちらの教育が良いと論ずる気はありませんが、たくさんの方から力をかりて自分を一生懸命に磨くこと、それでも自分の思うようにならないことがあることも知り、謙虚さと人を敬う気持ちを教えていくことが必要なのではと思います。ピアノレッスンを継続することで、ピアノが弾けるだけでなく、人としての軸ができていくのです。
ゆとり教育には愛の鞭は必要ありません。ピアノレッスンでただただ寄り添い心を尽くし成長してくれたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。今年度も生徒さんたちといっしょに歩むレッスンを楽しみにしています。