2025.02.02
お教室の「みんなでお約束」の1つに「楽譜を大切にしましょう!」という項目があります。
楽譜を乱暴に扱いません!という意味もありますが、もっとお伝えしたいことは、その曲を作った作曲家の作品に敬意を表すということです。
1冊の楽譜から、どんな作曲家でどんな想いでその音楽が生まれたのかを知ることで作曲家に想いを寄せる、そこにある音を愛おしむ、ひいては身の回りのことを思いやり自分を大切にするという気持ちを育んでいけたらと、レッスンではわかりやすくたくさんお話ししてアプローチしています。
新しい楽譜を手にして、どんな曲がのっているのかな?どの曲を弾こうかな?どんな曲かな?弾けるかな?弾けたらいいな!このわくわくした気持ちにあふれた生徒さんたちを嬉しく眺めています。
例えその楽譜の中から1曲だけを弾くことになったとしても、出会った楽譜を宝物のように大切にして音楽の楽しみを広げましょう。素敵な作品を音に変えて伝えていきましょう。
あのバッハ先生は、お兄さんが弾いていた曲を自分も弾いてみたいと、こっそり持ち出しては蝋燭の灯の下で毎晩一生懸命に写譜したそうです。今はいかに楽譜が簡単に手に入るかその有り難さは今の子供たちには理解できないかもしれません。でも素晴らしい楽譜が消えてしまう、絶版になる残念さと言ったら。。。ご理解ご協力をお願い致します。
『楽譜や歌詞・音楽書などの出版物を権利者に無断で複製(コピー)することは、著作権の侵害にあたり、著作権法により罰せられます。また、出版物からの不法なコピーが行われますと、出版社は正常な出版活動が困難となり、ついには皆様方が必要とされるものも出版できなくなります。
音楽出版社と日本音楽著作権協会(JASRAC)は、著作者の権利を守り、なおいっそう優れた作品の出版普及に全力をあげて努力してまいります。どうか不法コピーの防止に、皆様方のご協力をお願い申し上げます。』