2023.12.25
楽しみにしていた今年最後のコンサートは、
相模湖まで車を飛ばして行ってきました。
大ファンのピアニスト川口成彦さんのショパン全曲演奏会の始まりです。横浜で育ち、古楽器を学び、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位になられてからの大活躍です。
ショパンが生きていた1843年製のプレイエルというピアノを持ち込んでの演奏に、その繊細な音色それだけでタイムスリップしたかのよう。そして何よりポーランド人としてのショパンの心の内を見るかのような演奏解釈に心打たれました。
アンコールは、前日コンサートをされたポーランドのソプラノ歌手アルドナ・バルツニクさんが、ポーランド語でクリスマスキャロルと子守り歌を歌ってくださるという計らい。そのフレーズがその日のプログラムの曲の中にも使われていて、革命によって2度と祖国に戻ることがなかったショパンがいかに祖国を愛していたかが胸に響きます。
人類は今もなお争いを続けている国があって、クリスマスの夜を悲しさいっぱいで過ごす子どもたちがいることが頭をかすめます。
見知らぬ国を、作曲家の心を音楽で感じとる、、、奥深いですね。
5年計画と言いますから、
私もコンサート行脚がコンプリートできるよう元気でいないと!
何より平和であることを願って。