2022.04.14
今回で3回目となる「みんなで弾きっこ2022春」のメイン企画は、いろいろな楽器やオーケストラの中でのアンサンブルピアニストとしてご活躍の白石准先生にセコンドを弾いていただいての連弾でした。
事前のレッスンでは緊張した面持ちの生徒さんたちでしたが、白石先生の音楽のエネルギーを浴びて、真剣に生き生きと楽し気にプリモを奏でる姿がありました。
ピアノを習って初めて連弾するのは、ピアノのせんせいと!ですね。
たった1音を弾いて、そこに素敵なハーモニーや思いもよらないような雰囲気の伴奏(セコンド)が加わると、「あら⁈不思議‼」音楽がいろいろな世界に連れ出してくれます。
両手を使って、知っているメロディが弾けるようになって、そこにセコンドを加えると、とても華やかになって、すっかりピアニストになった気分が味わえますね。
音楽を楽しむその晴れやかなお顔は、まさに桜満開の笑顔です。
そんな生徒さんとの連弾のセコンドを、もっと素敵にもっと上手に弾いてあげたくて、白石准先生のレッスンに通い始めたのが15年ほど前。
次から次へと連弾の曲をレッスンしていただきました。
なぜか白石先生にセコンドを弾いていただくと、魔法にかかったように弾きやすく楽しいのです。なぜでしょうか?アンサンブルにはいろいろな技があるのですが、
生徒でもない先生でもない、上手も下手もない、プロでもアマチュアでもない、まずは、本気でいっしょに音楽しよう!表現しよう!の心意気でしょうか?
1回でもこの経験をした生徒さんたちの音楽に向き合う本気度は、ずっとずっと沁みついているのでした。