2017.05.24
5月に運動会があった生徒さんたち。さぞ気持ち良い風を感じたことでしょう。その勢いで今週のグループレッスンを楽しみにしています。
こんにちは! おしみピアノ教室です
何年もかけてピアノ教本を研究されてきた山本美芽先生の本「ピアノ教本ガイドブック」が今週出版されました。サブタイトルは~生徒を生かすレッスンのために~
すでに重版が決定だそうです。
ピアノレッスンを始めるに前にレッスンへのご希望を伺うと、
「楽しいレッスンを! でも基礎はしっかり!!」
そしてご質問のトップは 「どんなテキストを使うのですか?」
「この教本を最後まで使えばとても楽しく基礎が身に付き必ずピアノが上手になりますよ。」 とご提示しお答えしたいところですが、ピアノの練習という壁にぶつかりながら心身の成長と共に乗り越えていくことの多いピアノ道。
レッスンを続けていく中で、それぞれ生徒さんの様子と必要な課題を見極めていかなくてはなりません。幸いなことに今はたくさんの教本があふれています。
基礎をしっかり身に付けピアノが弾ける!という目指すところは同じでも、レッスン状況に応じて教本を足したり引いたり使い分ける必要があります。
ピアノ教本がたくさん増えたということは、ピアノレッスンを通じて音楽の総合力を身に付けるための研究が進んでいるということでもあります。
音楽的にとても高度なこともピアノの技も、わかりやすく楽しくつまずかないよう生徒の皆さんにお伝えできるようピアノの先生も日々精進しています。
このガイドブックはただ教本の紹介をしているわけではありません。
それはそれはたくさんのピアノの先生方から取材をした美芽先生が、レッスン現場での理想と現実を据えて、ピアノ教本の歴史やその教本を作られた先生方の思い、特徴をとても丁寧に考察されて書かれています。
レッスンで教本迷子となった時、そしてその生徒さんが今身に付けるべきことをどんな教本で乗り越えればよいのか、必ずその道しるべが見つかるガイドブックです。
ずっとこのガイドブックを手元に置きながら、それぞれのピアノ教本からのメッセージを学び受け取り、生徒の皆さんといっしょに心豊かにピアノの道を進んでまいります。