2017.05.18
今年もご近所のお庭からバラをいただきました。
大切に育てられたバラは愛しいものですね。
こんにちは! おしみピアノ教室です
バルトークの生まれた国の首都ブタペストは「ドナウのバラ」 と称賛されています。
そのお隣ルーマニアは「森のかなたの国」と言われ世界で最も美しい街の1つだそうです。
東欧の民族音楽を収集研究したバルトークが、そこに大切な音楽の要素を1つずつ盛り込んで153曲の小品をまとめた「ミクロコスモス」はまさに音楽の小宇宙。
師匠からは、このミクロコスモス教本で好奇心と想像力を掻き立てて音楽を作ることを学びました。絡みあった音の不思議。音楽っておもしろい!!の連続でした。
今回の山本美芽先生主催の弾きあい会では、このすばらしい教本をいかにレッスンで使えるようにするには?という思いで再度153曲に目を通してみることに。
ピアノの先生方で弾き合えば、いろいろな視点が広がるというものです。
昭和世代のレッスンではほとんど使われることのなかった「なんか変な音?」と思われるミクロコスモス教本です。
でもゲームやアニメの音楽の響きやリズムに免疫のついた平成っ子には、バルトークの面白さ、現代曲の響きやリズムを受け入れてもらえるのではないでしょうか。
たくさんの「なぁるほど!」を発見して身に付いたピアノの技。それは頭を使ってピアノを楽しむということです。その先はバッハへの道が続きます。
これからミクロコスモス教本を使う時代がきます!と美芽先生は断言されました。
アキピアノ教本を使っている教室のみんな、今月から始まるグループレッスンで使っていきたいと思います。
アキピアノ教本はこのミクロコスモス教本へつながる「なぁるほど!」がいっぱいありますね。
いつものレッスンでやっているまずは楽譜を眺めてみる…聴いてみる…歌ってみる…弾いてみる…みんなでどんな音楽なんだろう?と考えながら音を感じてソルフェージュをします。
残念ながらまだ見ぬ東欧の国々ですが、ミクロコスモスを弾きながらトランシルヴァニア地方の民謡を声に出してみながら、その風景や人々に思いを馳せています。いつかこの国を訪れる日がきますように!