2017.01.20
今日は大寒。みんな元気に手袋をしてレッスンにきてくれました。
でもピアノは暖房と加湿器の使用のためかとてもご機嫌が悪いです。
こんにちは! おしみピアノ教室です
ベルギー在住のチェンバリスト末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性」という講座を受講して1カ月が経ちました。
実際にチェンバロとオルガンを弾かせていただいたことで、「なぁるほど!」 「うむむむ…?」 と五感をフルに使いながらバッハの平均律を練習しています。
末次先生は、一言もバッハはこう弾くものですよ、とはおっしゃらなかった・・・自分で感じよう!そして考えよう!とだけ。でも三種の鍵盤楽器に触れる機会を作ってくださって答えを導き出すという素晴らしい機会をいただきました。どんな楽器でバッハが作曲したのかを知らねば前に進めません。
来週の山本美芽先生企画の「バッハの平均律の弾き合い会」…48曲ある平均律の中から弾く曲を自分で選ぶというのも、まず自分で考えることからのスタートでした。
チェンバロとオルガンとピアノの響きのそれぞれの違いを知って、カワイシゲルのピアノでバッハをどう弾いたらよいのでしょう? 1カ月前のチェンバロに触れた指先の感覚を思い出しながら、ピアノの響きがバッハらしくなるのか試しています。もしバッハが今のピアノで作曲していたら…大バッハ先生が聴いてくださったとしたら…大聖堂で弾くとしたら…試験管の前ではなく王様の前で弾くとしたら…
「学ぶ」ということは「自分で考える」という回路を作らなくては学びは自分の糧にならないですね。音楽に正解を簡単に求めるのではなく、答えを自分で探すことの楽しさ、だんだんますます面白くなってきました。
音を聴く…「響きを聴く」 今年のテーマになりそうです。