2016.11.18
カラカラと舞い落ちる葉の音を聴きながら久しぶりに歩いた公園です。いつものベンチで本を読みたいような暖かな一日でした。
こんにちは! おしみピアノ教室です
「大人の遠足」は午前中にピアノ工場見学の後は掛川から移動して浜松市楽器博物館を巡りました。
人間の暮らしていたところには必ず音があり、音楽となり、楽器が生まれます。
音楽はヨーロッパのものという感が強いのですが、音楽が神や自然に捧げる祈りや儀式であり自分を知らしめる道具であったことを世界の民族楽器が教えてくれます。
楽器の歴史を知ることはその国の人々の暮らしや文化を知ること。
それぞれの楽器を視聴しながら回ると、ここはどこの国?とたちまち五大陸の歴史の中へワープしてしまいそう。
管楽器のおもしろ~い姿が壁いっぱい並んでいました。それはもう美しい造形品です。
これをどんな人が吹いていたのかしら?どうやって作ったのかしら?と想像しながら眺めて進みます。
やっぱり長居したのは70点もの鍵盤楽器の部屋でした。
貴族社会を思わせる装飾的なピアノを見てため息が。。。
チェンバロやオルガンのバロック時代からモーツアルト、ベートーヴェンの時代の今のピアノの基となったフォルテピアノという楽器へ。
アクションの模型があり弾くことができて、音の鳴る仕組みや、なんとも繊細なタッチの感触がわかります。
しかもその時代の曲をその時代のピアノで弾く音を視聴できたのは、とても興味深いことでした。ベートーヴェンはこんな楽器の音を聴きながら悲愴を作曲したのですね、とか。
悲愴の最初の和音ををガ~ンと響かせるのもイメージが変わりました。
1300点もの楽器に思いを寄せるはとても時間が足りませんでした。楽器体験ルームやコンサートもあるそうです。また足を運んでみたいと思った楽器博物館でした。
浜松名物「うなぎパイ」をお土産に買ってきましたから、今度のグループレッスンの時にみんなでいただきましょう。