2016.11.08
音楽室から聞こえるピアノの音や歌声、校庭に散らばるサッカーをする声、下校の子供たちに声をかける「さよなら」の響き、小学校の中の音が好きです。
こんにちは! おしみピアノ教室です
木々に囲まれた校庭がちょっとのどかな小学校のコミュニティハウスです。
合唱指導の先生がお休みされたため、代わって伴奏をしながら練習のお付き合いをさせていただきました。
合唱の技術はいつも先生がご指導されていますので、
今回はいつものピアノレッスンと同じスタイルで練習を進めてみました。
和気あいあいとしながらもとても意欲的なメンバーの合唱団です。
皆さんがどのように歌いたいのかを伺うと、メンバーの数だけ意見が湧き出てきて、
共に音楽作りを楽しむことができました。
なんとなくいい歌だ~と思っても、一生懸命音程を気にしても、伴奏してもらって気持ちよく歌えるわ~と思っても、なぜそう思うのかの理由が楽譜に隠されています。
それが作曲した人の工夫やアイディア。その隠れた秘密の種明かしをすると…
おおおお~~へぇぇ~~~なぁるほど!
と皆さんの表情がみるみる変わっていくのでした。
ではこうして歌ってみては? という皆さんのご意見がまとまり試してみると、
なんとすばらしい音楽!! あまりの変化に感激してしまいました。
曲全体を意識して何が起きているのか見渡しているかのようなとても説得力のあるコーラスになりました。
それは自分が発する以外の音を聴いて感じるというアンサンブルの基本です。
あらためて私も勉強になりました。
どんな音楽なのか楽譜を見る、どんな音で弾きたいのか考える、どうすればよいのか試してみる、はじめての1音を弾く時から問いかけています。
自分で考えたことを試すには勇気もいりますが、いっしょに音楽をしながら考えていきましょう。