2016.10.27
秋の学校行事もひと段落しました。今年もあと2か月、ここまでを振り返りつつちょっとアクセルを踏んでレッスンしていきたいと思います。
こんにちは! おしみピアノ教室です
「昔の楽譜って音符が四角かったんだよね?」 と神妙にいうМちゃん。
そうなんです! 丸ではなくて四角、しかも5線ではなく4線です。
それをネウマ譜と言います。今日はその楽譜を読んで歌ってきました。
なんとも美しい不思議なメロディ…それもそのはず今から1500年も昔の歌です。
グレゴリア聖歌と呼ばれるものです。
「モーツアルトとかベートヴェンとかそんな昔の人じゃないんだよね? 徳川家康の方が昔の人なんだ・・・」 と遠い目でつぶやくT君。
モーツアルトの生家と江戸のお屋敷は随分と違うでしょう。
着ていたものだって。音楽だって。どうしてだと思う?
これまで、「歴史や地理のテストがたいへんだ~」という中学生には、音楽を通して歴史解説しながら楽しい歴史の勉強の仕方を伝授すると、しっかり成績がアップ!
やった~~!!
実は私も学生時代は歴史にはあまり興味がなかったのですが、歴史好きの主人の影響もあり、そして音楽をやればやるほど知りたくなったのです。
それが先月からなんとこの上永谷のカルチャースクールで音楽史講座が始まりました。音楽を聴き比べながらの講義はとてもわかりやすく、今やっている音楽に通じる道筋が興味深いことばかり。講師は芸大大学院でお勉強された鈴木千帆先生です。
参加されたのはピアノの先生から音楽好きな教養深いシニアの方たちや作曲家を目指す学生の方までが机を並べ、学生時代に戻ったかのようでした。
でもどちらを見ても居眠りしていた音大時代の歴史の教室とはえらい違いです。
それはなんともお恥ずかしいことでして。。。
歴史を知って音楽を知る、当たり前と思っていたことが当たり前でなかったことに気付く、先人の才や努力を尊び、生き方を学ぶ。
興味を広げていくとピアノレッスンで学べることがたくさんありますね。