2016.10.09
雨の朝、どこかでカラスの声が賑やかでした。秋の子でしょうか? 柿の木もたくさん実をつけました。
こんにちは! おしみピアノ教室です
ブルグミューラー25の中で、難しそう!できればやりたくない!と思われているのが24番「つばめ」 かもしれません。
右手の上を左手が交差して、燕がピュ~ンと飛ぶがごとくハイスピードで弾かなくてはいけませんから。
この曲を気に入ってチャレンジしているのが2年生Aちゃんです。ブルグミューラーで初めて弾いた曲は「アラベスク」で、「つばめ」が2曲目ですから、それは驚いたママから「温かく見守りたいと思います」とメールをいただきました。レッスンが終わっていつも微笑ましい会話が聞こえてそうなAちゃんとママです。
腕の交差をするには、椅子の座り方や足裏の踏ん張り、身体の軸やバランス、肩から腕の柔らかさ、左指先を意識しなくてはなりません。
ちょっと力みのあるAちゃんにとって、この選曲は荒療治です。燕のお父さんお母さんのように速くは飛べないかもしれません。でも弾きたい気持ちに勝るものはありません。
頑張り屋のAちゃんといっしょに、この曲のハーモニーの移り変わりを調べて燕の親子のお話しを作ってみました。
燕のヒナたちがお腹をすかせて待っていますからお父さんお母さん頑張って~木にぶつからないように気を付けて~カラスがいたら逃げるのよ~!あれ〜雨降ってきた! 寒いよ〜 お母さ〜ん あっ!お母さんが帰ってきた!♬チュチュチュチュ♬
Aちゃんのふっくらした左手が、風吹く右手のハーモニーの上を爽やかな音で気持ちよく飛んでいく燕のように見えてきましたよ。
音楽のイメージをふくらまして、こんな音で弾きたいと思うことがテクニックにつながります。
今回はゆっくりでも良いですから身体の使い方を感じて弾くことに意識をむけて、ブルグミューラーのハーモニーの素敵!を楽しみましょう。
思い切ってこの曲をえらんでよかったですね。応援しています。