2016.01.22
こんにちは!サロンフリューゲルピアノ教室の中尾朋子です。
『表現すること』
例えば俳優さんがドラマで
『そうなの?』というセリフを言う時
嬉しそうになのか
驚いたようになのか
落胆したようなのか
状況によって表情が変わります。
演奏でも、
このメロディーはわくわくとした感じかな?
寂しそうな感じかな?
怒っているような感じかな?
まずイメージしてみましょう。
例えば、『エリーゼのために』
少し哀愁を帯びた、せつない感じで始まります。
それが途中から明るい色調になり、
でもまたすぐに せつないメロディーに戻ります。
そこをどのように演奏すると
その感じが伝わるのか
間違えなかった、
きちんと弾けた
ではなく気持ちが人に伝わる演奏になったか
自分が俳優さんになったつもりで
演技しているつもりで
演奏できるようにしたいですね。
最後の音、最後の休符
がホールの天井まで飛んで行き
消えていくところまでが演奏です。
俳優さんのように
役になりきって初めて自然に見えるように
皆さん、小さなピアニストさんも曲が表現できると
一段と素敵な演奏になりますよ。