2015.09.29
こんにちは!サロンフリューゲルピアノ教室です。
今日はスーパームーン。
一年で最も月が大きく見えるそうです。
私にとってのピアノ。
人生そのものです。
現在自宅には2台のグランドピアノがあります。
1台は先日実家から運び入れたヤマハのC3。
もう1台はスタインウェイのS型の猫足。
今回はスタインウェイのピアノについて
お話します。
私がドイツ留学中に同じ大学卒の先輩が
ひとまわり大きなピアノに買い換える ということで、
ピアノを買ってくれる人を探していたところを
幸運にも私が耳にしたのでした。
練習用ピアノを部屋に持たなかった私は
飛びつきましたよ、もちろん!
1942年製の73歳のおばあちゃま♪
スタインウェイのハンブルク工場が
第二次世界大戦の空爆で燃えてしまった直前のものです。
そして、ウォールナット材の猫足なのです。
音色は、上品な艶色を持つ真珠のよう。
ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス、バッハなど
ドイツの作曲者の曲にとても合います!
あまり音楽のことがわからない主人も
このピアノで弾くバッハは最高に良いね~!!
と申しております(^^)
帰国してオーバーホールしたのですが
(弦やハンマーなどを全部取り替えました)
しばらくは、日本の湿気の多い気候に合わず、
調律を頻繁にしていただかないといけない状態でしたが、
最近やっと馴染んできたようです。
それでも、鍵盤は象牙なので毎年梅雨時に
鍵盤が剥がれたり、と大変繊細なのです。
生徒の皆さんには触らないでね!
と言っているので、
とても興味深々で近づいていきますが、
これは、コンクールに出る子たちが調整する時に
特別に弾かせてあげているのです♪
なぜなら繊細で音が美しいピアノなので
響きを楽しめるようになり、
さらにきれいな音を引き出すのに
役に立ってくれるはずだからです(^^)