2014.04.02
こんにちは! サロン フリューゲル ピアノ教室です。
桜が満開できれいですね。
『休符』というと、音がないから存在しないもの、
意味のないもの と思っていらっしゃる方が
多いのではないかと思います。
実際、譜読みの時に、休符の存在を無視して
音だけを拾って弾こうとする方がいます。
確かに打鍵するわけではないので、
”弾く”といった行為にはならないかもしれません。
でも、休符は立派な音の一部なんです。
『間』といったら良いのでしょうか。
音のあるところが話だとすると、
休符は言葉と言葉や文章と文章の間になります。
間が空くと聴いている人は少し耳を休めることができます。
逆に間が長いと、そこに一種の緊張感が走ります。
また、短い休符は軽やかさを表現するときに
大きな役割りをもたらします。
強拍に休符があるときは、
演奏者には大きなエネルギーが必要になります。
また、フレーズや曲の最後の休符は
音の余韻を楽しむところです。
このように、休符は小節の拍数を合わせるためのものではなく、
音楽の流れの中で大切なものなのです。
休符を大切にすると、流れに動きが出て
活き活きとした音楽が作れるようになりますよ。
・・・続く・・・