2013.11.22
こんにちは!
今日は快晴、すがすがしい一日でした。
ちょっと乾燥しているのが気になります。
昨日、木幡律子先生の『バーナム活用法』という講座を聴いてきました。
木幡先生が魅力的だった ということもあると思いますが、
一つ一つのお言葉に重みのある素敵な講座でした。
『音楽は、譜読みの段階から表情とともに作っていかなくてはならない』
『初歩のお子様の時からそのテクニックは教えていかなくてはならない』
まさにその通りだと思います。
言葉を覚えたての2歳児が感情とともに言葉をはなすように、
音楽もそうでなくてはならない。
テクニック というものは、表情をつけるための手段。
決して指をより強く、より速く動かすために練習曲を弾くのではなく、
表情をつけるために、だんだん強くしたり、なめらかに弾いたり、
スタッカートで軽やかに奏でる 為のものです。
言葉と同じですね。
大きい声で思い切り話すのは、怒っている時 と考えるのではなく、
怒っているから つい大声になってしまう。
テストで良い点数が取れたから 足取りが軽やかになる
そういう感じ方で音楽を捉えていくと わかりやすいかもしれません。
バーナムの練習曲は、そんな表情を作るためのパーツ練習なのです。
ですから、使う先生の力量が試される教材でもある と先生はおっしゃっていました。
その音を出すためには、どういうテクニックを使うのかわかっていないといけませんし、
このフレーズはどういう意味を持っているのか を理解していないといけません。
楽譜を読み取る力をもっと身につけていけるよう、益々勉強していきたい
と、強く思いながら帰途につきました。