2013.08.29
こんにちは!
日中はまだ気温は30度を越すものの、朝晩は涼しくなり やっとぐっすり眠れるようになりました。
ドイツで勉強している時に、ヨーロッパ人の学生に、ソナタや練習曲などの同じ曲集にはいっているものの中で 何を弾いているのかを聞くと、
必ずと言ってもいいほど 『○長調の曲よ!』と調性で答えてきたことを覚えています。
私は、調性は特に意識せず ソナタ集の何番とか 作品番号で曲を覚えていたので、
とっさにはどの曲なのかわからないことが多く、
”反応悪い!”と感じる方も多かったのでは・・・と今さらながら恥ずかしく思います。
では、なぜ曲によって調性が違うのか・・・
小さな生徒の練習曲の中に #や♭が出てきて 調性の説明をしなくてはならなくなった時、
それは○○ちゃんのお家と△△ちゃんのお家とでは雰囲気や匂いが違うのと同じ、
よく私は生徒たちにそう説明します。
大抵の子はそれで少し納得してくれます。
(でも、できたら♯や♭の数は少ない方がいいじゃない。)
内心そう思っている子が多分ほとんどです。
確かにそうですが、例えばト長調で簡単な曲と和音を弾いた後に
変ホ長調で弾いてあげると、 あっ全然違う!と大体の子がびっくりします。
作曲家は曲のイメージで調性を決めているので、
♯や♭がたくさんになっても仕方がないのです。
生徒のみなさん、譜読みは大変ですが、
曲のイメージに近づくように がんばって練習してみましょう!!