2019.12.20
サロンフリューゲルピアノ教室の
中尾朋子です。
今日の最後のレッスンは大学を卒業してもずっとピアノを弾き続けている会社員の方でした。
今、ショパンのエチュードやバラード4番などを練習しています。基礎力やテクニックも持っていらっしゃる方ですが、その分力で弾ききってしまうところがあります。ご本人はそれを充分わかっています。
何故、力がはいってしまうのか。低音を弾いているときの演奏中の姿勢を後ろから見てみたら、身体が左に傾いています。体幹だけで弾こうとしていて力がはいってしまっているのだと思いました。そこで左足を少し外に出すことを提案。
そうするだけで、安定して弾きやすくなった、とおっしゃっていました。
ピアノは指や手だけだけで演奏する と思っている方が多いと思いますが、実は腕や肩、背中や腰から弾くこともあります。つまり身体全体を使うのです。だから足は大切な身体の支えの道具になります。
専門的な曲でなくても同じです。小さいお子様の時から、そういった身体の使い方を身につけていくと、自然に楽な演奏をすることが可能になります。