2016.08.12
ピアニストの名盤をご紹介
①ウラディーミル・ホロヴィッツ
「ベストオブ ホロヴィッツ」
1903~1989
ウクライナ生まれのアメリカのピアニスト。
1928年デビュー。チャイコフスキー協奏曲1番の最終楽章でのコーダを圧倒的な加速で弾ききり翌日の新聞では奇異的なピアニストの登場と報じられました。
独特なタッチとペダリングを使いこなす事によって色彩豊かなトーンで聴衆を魅了し続けました。最弱音が弱音でありながらホールの1番後ろでも美しく聴こえることにこそホロヴィッツの特徴があります。
このアルバム内にシューマンの「トロイメライ」とショパンの「夜想曲第2番 変ホ長調」
が入っていますが、どちらを聴いてもその最弱音なのにとても美しい音がはっきりと耳に残ります。
ショパンの「夜想曲第2番」の最後の片手で弾く終わりの箇所でもその最弱音なのに小さく響き、凛とした美しい音、ルバートの加減。
他のピアニストには出せない音色です。
この箇所は、弾き方の勉強にもなり、何度でも繰り返し聴くと色々と学べます(^^)
リストの「メフィストワルツ第1番 村の圧居酒屋での踊り」は、重厚な演奏で、また別の意味で圧巻です。割れんばかりの拍手喝采です。
このアルバムは協奏曲とソロ曲との2枚組になっていますので、初めて買う方にはとてもお勧めです。