2025.08.30
今年は、フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル生誕150年という事で、FMのクラシック番組ではラヴェル特集が結構組まれています。
私も、ラ・ヴァルスやラ・メールロワ、弾きました。
中学生の時に「ダフニスとクロエ」LPを初めて買いましたが、その頃はちょっと長くて退屈なバレエ音楽にしか聞こえなくて殆ど聴きませんでした。
シエラザードやスペイン狂詩曲にもあまり関心がなく、けれども「ボレロ」は何度も聴きました。
最初はバレエ音楽として作られましたが、とても有名になってしまい世界中で演奏されています。
同一リズムの続くこの曲はオーケストラだと壮大ですが、ピアノ一人で弾くにはとても難しく特に左手の連打が大変です。
10本指では限界があるので、連弾の方がまだ向いていますね。
角野隼斗さんがコンサートで一人ボレロを演奏していましたが、原曲に近くなるようにとピアノのハンマーに布を巻き付けて、ちょっと隠った音の左手のリズムが刻むドラム音となり、一人で弾いているとは思えない素晴らしいポレロを演奏されていました。
1度も結婚もせず、子供もいなかったラヴェルですが、母親ととても仲が良かったようです。
ボレロはオーケストラの演奏が1番華やかですね。
とても長い曲なのに少しづつ盛り上がって壮大なスケールになっていく感じがとても感動的です。