2024.10.17
過ごしやすい季節になってきました。
先日の小平でのユンデイ・リのリサイタルでは、オールモーツァルトプログラムだったという事もあり、そこから弾いていないショパンがやはり聴きたくなり、ショパコンの懐かしい映像を見ていました。
そこから、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズをユンデイとアルゲリッチの弾き方の違いを解説している藝大卒ピアノの方がいて、それがあまりにも的確で面白い内容だったので私はずーっと見入ってしまいました。
ユンデイの場合は左手をハギレの良い演奏にするためにある箇所の16分音符だけを毎回ペダル無しにして踏んでいない、これはなかなか簡単には出来る事ではない。アルゲリッチはとても自由で情熱的な演奏をしていて、急に2小節目にテンポを倍速で速くしてしまっているのに、右手がフォルテで左手がメゾフォルテになっているので、それが変にならなくて自然に聞こえてきてしまう、という細かい解説動画がとても的確で面白いものでした。
私もなるほどと感心して、頷いてしまいました。
研究熱心な方の細かい分析と洞察力は凄いものがありますね。
マニアックだからこその視点で捉える内容はとても奥が深いので、見ている方にはとても勉強になると思いました(^^)