2023.12.24
今日は小学校低学年の女の子がレッスンの途中で泣いてしまいました。
私が叱ったから、というのではなく、やはり練習してきたのに○にならなかったという悲しさ、そして「今日は合格するまでやる」、「どうして先生は○にしないのか」という私に対するイライラな気持ち、様々な複雑な感情を涙と怒りで訴えていました。
教材も最初の頃は1度のチェックでどんどんと○になっていきますが、その調子で進んでいくうちに教材レベルも上がり1回では○にならなくなっていきます。
教材のレベルアップと共に家での練習量も今までよりも更に必要になっていくのですが、そこであまり気にしない子供は何回チェックが付いてもマイペースで進めていく子供とチェックを嫌がる子供と性格によって全く捉え方が違っていきます。
一応合格ラインとしては、きちんと最後まで弾ける、を2回繰り返す事が出来れば合格ラインで○にしています。
今日は泣いている子供にちゃんと説明しなくてはいけないなと、「弾けていないのに先生がこの曲を○にして進めていって、それで○ちゃんは嬉しい気持ちになる?そんなことをしてもそれは嘘になってしまうから先生は○にしないのよ」と、本人に上手く理解してもらえたかどうかはわかりませんが、そこはちゃんと話さなくてはと言い伝えました。
すると本人は「がんばったのに・・」と言ってまた涙を流しました。
教えていて難しいな、と思うのは、1日15分ピアノを弾いて頑張ったという子供と1日1時間ピアノを弾いて頑張ったという子供の練習量の違い、そしてその子供によって何でも器用にこなせる子供とそうではない子供がいます。
器の大きさがそれぞれ違うという事。
「もっと練習しなくちゃ」とは簡単には言えるのですが、その子によってその頑張れる度合いが違うので、そこの言い方、話し方が難しいな、と思うときがあります。
音楽そのものを嫌いにならないように指導することが大切ですが、進度は様々なので先生もそこは日々悩み考えながらレッスンをしています。