2023.12.03
風が冷たく、風邪を引いてしまい先週は1日だけ仕事を休ませてもらいました。
人間ドックも終え、そして今日は楽しみにしていたブーニンさんのコンサートに友人の先生と共に行って来ました。
川口リリアのメインホールでのコンサートはすぐに完売してしまいました。
2:15からの開場でしたが、リハーサルがまだ終わっていないという事で、しばらく中のロビーで待つ事となりました。
ブーニンさんでもリハーサルするの?と友人は驚いていましたが、かなり直前までのリハでした。
ロビーでは本日のプログラムとCDの販売がありました。
私は前から14列目のとても良い席でブーニンさんのピアノを聴く事ができ、また元気なお姿を拝見できて大変良かったです。
ブーニンさんはロシアのピアニストで、19才でショパン国際コンクールで優勝、ブーニンフィーバーを巻き起こしました。
キレのあるショパンの速弾きは有名ですが、糖尿病からの左半身の麻痺、左足の壊死と大変な病気をされて、そこからのリハビリ、復帰コンサートを昨年テレビで拝見しました。
奥様が日本人の方で、ロシアと日本にお家があるそうです。
右手に杖をついて1人でゆっくりとピアノの前に立ち、椅子に座りショパンのノクターン5番から弾き始めました。
満席の会場はシーンと息を潜めていました。
左手の運指を右手でカバーしているという話は聞いていたので、それでも弾き始めると右手の独特な弾き方はブーニンさんならではでした。
ショパンのマズルカ、ポロネーズ、プレリュード、そしてシューマンの「色とりどりの小品作品99」より何曲か弾かれました。
スタイル、容姿も若い時とそれ程変わらず品の良い演奏、素敵なピアニストでした。
最後に手を大きく広げてのお辞儀はとてもお茶目で可愛らしい印象。
ブーニンさんの生演奏が目の前で聴けて感無量でした(^^)