2022.11.15
発表会で上手にピアノが弾けると、もっと舞台に出てみたい、コンクールを受けてみたいとお母様からお話がきます。
こちらからコンクールをお勧めする事もありますが、コンクールは発表会とは違って、ただ楽しく弾ければ良いという場所ではなく、競いの場であるので、コンクールに出たことで今まで1番自分が上手だと思っていたのにもっと上手な人が本気で挑戦してくる事が分かって、却ってやる気を失ってしまう場合があります。
また、逆にそこで予選落ちしてしまい悔しくて次に向けて一生懸命頑張る子供もいます。
早くからコンクールを受けるというのもとても難しい問題で、却って潰れていってしまう場合もあります。
子供によって性格は異なるので、挑戦する事で伸びていく子供とそうではない子供がいます。
井の中の蛙大海を知らず、という諺がありますが、どの世界でも上には上が沢山いるものです。
演奏に自己満足の出来る発表会と審査員やお客様を納得させるコンクールの世界とは全く別物になってしまうので、その子供に合った方向で進めていかないとコンクールを受けたことで却ってピアノそのものが嫌になってしまう場合もあるので注意が必要です。