2022.04.24
私が子供の頃には、今のようにネットのない時代でしたので、曲を調べることもなく、先生から与えられた楽譜を自分で少しづつ弾いてみる事でこんな曲なのかと理解しましたが、今はどんな曲でもすぐにネットで検索することが出来ます。
知らない曲でも検索してすぐに聞くことが出来るので、新しい曲に取り組むには耳から入れてそれはとても良い事だとは思うのですが、YouTubeを挙げている人はプロの方だけではなく、誰でも配信することが出来るので、生徒さんがその動画を見て弾き方を変に真似してしまい、困ってしまうことも最近出てきました。
間違った弾き方をそのまま真似してしまう、変に音符を溜めて弾いてしまう、動画のように速く弾かなくてはいけないと技術的にはまだ基礎が伴っていないのにただただ速く弾けばよいと判断してしまう、とても危険な事です。
本来は、自分で譜読みをして、考えて曲想を形作っていくものが、人真似になってしまう怖さを少し感じてしまいます。
YouTubeは曲の検索をするくらいに留めておくのがちょうど良い位かと思います。