2022.04.19
雨続きがやっとお天気になりました。
今週は、上野文化会館での谷昴登さんのピアノを聴いてきました。
日本音楽コンクールで1位になり、その日にすぐ次の青山でのコンサートチケットを取り、それがとても感動的な演奏だったので、また次も聴きたいと今回も2列目のとても良い席で見られました。
文化会館の小ホールは川口リリアの音楽ホールと同じ600席程なので、そのホールをピアノ一台で満席にしてしまう谷くんの演奏は大変素晴らしいものでした。
コンクール後に題名のない音楽会に出演されていて、亡き中村紘子先生からもまれに見る才能を褒められた、というエピソードも紹介されていました。
プログラム
シューマン 幻想小曲集op12より
1夕べに 2気まぐれ
シューマン 幻想曲ハ長調op17
ストラヴィンスキー(アゴスティ編曲)
火の鳥
(凶暴な踊り 子守歌 終曲)
どれもワクワクとする演奏でしたが、最後のアゴスティの「火の鳥」は、少しだけ聴いていてもとても面白いですし、聴き映えのするカラフルな音色で、最初の「凶暴な踊り」は戦闘物のヒーローが闘っているような勢いのある雰囲気で本当に面白かったです。
その後に会った娘に曲の感想で「ウルトラマンとバルタン星人が闘っているような感じで…」と話すと世代が違うのか「???!」でした(笑)
アンコールはショパンのエチュード10-8、曲紹介のお話もマイクで少しされていて、私は息子の成長を暖かく見守る母のような気持ちになってしまいました。
新緑の春にふさわしい爽やかなコンサートでした(^^)