2021.11.10
今日は、東京芸術劇場コンサートホールで、實川風さんのピアノリサイタルを聴いてきました。
友人の先生と行く予定でしたが、前日から風邪を引いてしまって行かれません、という事で1人で向かいました。
実はこの日程は、最初は福間洸太郎さんのリサイタルだったようですが、急遽キャンセルとなり、そこへ實川風さんが途中から入ったので、前から6番目の左側というとても良い席で見させてもらいました。
シベリウスのロマンス変ニ長調、から始まり、ショパンのアンダンテスピアナート、華麗なる大ポロネーズ、チャイコフスキー、ドウムカ、バルトークの6つのルーマニア民族舞曲、ピアノソナタホ長調というプログラム。
バルトークのこの舞曲の最初の1曲目は昔どこかで聴いてエキゾチックでとてもいい曲だなぁと思っていたのですが、曲目が分からずでしたが、ここで不意に聴けたので、早速楽譜を探して弾いてみたいと思いました。
曲名(棒踊り)
實川風さんの解説では、バルトークはとても手が大きくて、普通はオクターブを指の1と5で弾くのにバルトークは2と5で弾けたので、楽譜にも2と5で記載されているという話は面白く、またチャイコフスキーは、ピアノがあまり上手ではなかったので、オーケストラで作曲するからソロのピアノ譜がとても難しくなっている、という話も面白かったです。
シベリウスとバルトークの曲はとても新鮮でした。
實川風さんは風という名前から爽やかな5月生まれですか?と聞かれる事が多いそうですが、実は12月生まれで、そよ風ではなく寒い北風なのだそうです。
この方の曲の解説はとても分かりやすくて、前に川口リリアのカワイホールでの時も心に残る作曲家のエピソードをお客様に分かりやすく話していて、とても頭の回転の速い方だと思いました。
堅すぎず、柔らかすぎずのトーク力があるので素晴らしいと思いました(^^)