2019.12.26
2019年10/26日、東京オペラシティコンサートホールでの日本音楽コンクールのピアノ部門の放送を本日見ることが出来ました。
今年のピアノ部門は152名の応募で3度の予選を通過した男子4人の決戦でした。
1位 亀井聖矢(右から2人目)
2位 梅崎秀 (右端)
3位 樽谷公平(左から2番目)
入選 永井希望 (左端)
入選の永井さんはとても個性的な風貌。
定番のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を選び、3位の樽谷さんは私の好きなラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を弾きました。
この曲は何度聴いてもいいですね。
新鮮だったのは、2位の梅崎さんのリストのピアノ協奏曲第1番 変ホ長調から。
途中からトライアングルの入るきれいな曲で、とても正統派の落ち着いた演奏で素晴らしかったです。
これで2位ですか?と思って次の1位の亀井さんの演奏を聴いてみると、最初から音の質と躍動感が他とは何かが違うとてもとても素晴らしい演奏でした。
サンサーンスのピアノ協奏曲第5番を弾きましたが、1楽章から見せるピアノというのか、体の動きと指の動きが連動しているような凄い一体感があり、また3楽章の低音から次第に上がっていく指の動きと体で取るリズムのような背中で聴衆を魅了してしまうような不思議な圧巻の演奏でした。
スター性備えた華のある演奏と広がる演奏の世界観に聴衆の「ブラボー!」の声も凄く、3次の予選を勝ち抜いてきた人達の本気度は凄いものがあります。
年末にまたこのコンクールの模様が見られて私はとても幸せな気持ちになりました(^^)