2019.12.03
教室には、小学生前の子供が沢山習いにきています。
最初は片手だけで弾いていた子供も一年後には両手で様々な曲が弾けるようになっていきます。(きらきら星、かえるのうた等)
そして弾けるようになってくると本人も自信をつけてきて、意気揚々と躰でリズムを取りながら楽しくピアノを弾くようになっていきます。
褒めて伸ばす、とはよく言いますが、私もよく弾けたときにはしっかりと褒めてあげます。
そこで本人も益々やる気が出てくるのですが、実はこの辺りから1つの壁が生まれていきます。
練習して弾けるようになったところでミュージックデータの音楽と合わせていきますが、何度やっても上手く弾けません。
家で練習していたときにはスラスラと弾けたのに、教室では上手く弾けない。
何度も同じ練習を繰り返すうちにAくんは悲しくなってきたのか目に涙をためてしまいました。
自分では完璧に出来ると思っていた事が出来なかった、その悔しさなんですね。
この場合、左手の音読みと練習が少し足りなかった場合が殆どなのですが、その子供の自信が砕けてしまう悔しさから泣いてしまったんですね。
最初は簡単に弾けていた楽譜も少しづつレベルが上がっていきます。
少しの練習だけでは簡単には弾けなくなっていくんですね。
最初の小さな壁ですね。
悔しくて泣くのは前に進んでいる成長の証です。
一つ一つの壁をクリアしていく事の大切さを先生も教えていかないといけませんね(^^)