2018.05.05
今日は、2015年10月に行われた隅田トリフォニーホールでのユッセン兄弟のピアノリサイタルの録画を見ました。
オランダ出身、兄のルーカスと弟のアルトウールは、まだ20代の2人です。
曲目は、ベートーヴェンのピアノソナタニ長調、ショパンのノクターン作品9の1、9の2、9の3、最後にバレエの為に作られたラベルのラ・ヴァルスを2台ピアノで演奏しました。
ピアニストは、若い時はコンクール等で入賞し、周りからちやほやされますが、そこからが大変です。
けれどもこの2人はまだ若いのにとても冷静でインタビューの受け答えが違っていました。
「家に帰って眠りにつくときに、今日はいいコンサートだったと思ってもらいたい。
難しいことですが、今でも分からなくなります。
人々の望みと僕らの音楽への思いは常に同じとは限らない。
僕らは自分に正直でいようと思います」
20代のピアニストで、こんな風に現実を受け止めていることが偉いなぁと思いました。
また、「ピアノは競争ではないので、1番になろうとする事で音楽を創ることを忘れてしまいます。
誰が1番かではなく、音楽を創ることが大切なのです」
心に響くとても良い言葉ですね。
20代とは思えないとても真摯な姿勢だと思いました(^^)