2013.07.10
リトミックという言葉を最近よく耳にしませんか?
児童館や保育園で、誰でも参加できる1回限りのものも少なくありません。
よく私が聞かれるのはリトミックってなんですか?この質問がほとんどです。
みなさん、リトミックってここ数年の間にできたものと思われていませんか?
リトミックは100年以上前からあるものなんです。
歴史あるものなんですよ。
そこで、疑問に思うのが、なぜリトミックは良いのだろう?音楽系ならピアノから始めれば良いではないか??という話しになります。
リトミックを作ったエミール・ジャック・ダルクローズはもともと作曲家です。しかも、20代の時に既に大学の先生をされていました。自分の生徒(作曲の)は作曲をするのは上手だけれど、曲を表現する力がないということに気が付きます。つまり、表現力が乏しいということですね。
これがきっかけで、リトミックというものを作ったんです。
リトミックはリズム感や音感を養うだけではなく、人間に欠かせない表現力や積極性も養えます。ダルクローズはリトミック=人間教育と言っているんですよ。
今の時代、ピアノを弾く人はたくさんいます。しかし、全員が自分の思いのままに曲を弾けるか?といったら難しいですね。ピアノは楽譜が読めたり指が動けば弾けますが、感情(表現力)までは先生は教えることはできません。
そこで重要なのがリトミックなんです。リトミックのレッスンでは心も育てていくので知らず知らずのうちに、かわいいってこんな感じ。悲しいってこんな風だよね…と言える子どもに育てていきます。
上手にまとめられなくて申し訳ないのですが、ダルクローズが人間教育と言っているように、これは、音楽だけに役立つものではないんです。社会人になったとき、どこかで発表をしなくてはならなかったとき…。絶対役立つものになると思います。