私の好きなピアニスト④ ~ミケランジェリ(故人)~
2014.07.08
ある日、何気なく図書館で借りた本に付いていたCDを聴いて、私はミケランジェリに出会いました。CDも何気なく聴いていたんですが、「えぇっつ~!何~この音~!!」と驚いて、何度も何度も聴きました。
CDから「ショパン・マズルカ」の音の冷たさが伝わってくるんです。
彼の出すピアノの音は「違う世界の音色」なんです。この世のものとは思えない魅惑的な音色・・・・。
「ミケランジェリの音は凄い」と、本などでよく目にしていましたが、この時初めて聴いて、「なんでもっと早く聴かなかったのだ!」と後悔。でも、遅くても出会えて良かった。
後日、DVD「ミケランジェリ・プレイズ・ショパン」を購入、これも衝撃的でした。
とくに「スケルツオ第2番」は、彼の演奏で「ああ、こうなってるんだ~」と、この曲の新たな魅力を発見したり、彼は、左右をはっきり分けて弾くので、こういう素晴らしいテクニックが、聴いていて面白いのです。
「スケルツオ第2番」はいろんなピアニストが弾きますが、ミケランジェリのが一番好きです。
以上「私の好きなピアニストシリーズ」4人で終了です。
ホロヴィッツだって、アルゲリッチだって凄いのに、私にはランラン、フランソワ、グルダ、ミケランジェリこの4人です。この人達が最高なので4人でもう充分です。
尚、登場順が好きな順位ではありません。
でも、一番好きなのはフランソワ。