2013.09.29
9/28(土)、シンファニア岩国で辻井伸行さんのショパンピアノ協奏曲第2番の演奏を聴きました。
登場した時、想像していたより痩せていて、そして「わあ~。きれ~い。」と思いました。
出てきた時から惹きつける人ですね。輝いていて、存在感がありました。
私はピアニストの呼吸を感じたいので、近くで観るのが好きですが、今日は一番前の席です。指の動きも下からしか見えないし、音の聴こえ方も良くはないですが、辻井さんを間近で観れて、感じれて、本当に良かった。(と、次の日の朝つくづく思いました)
一番前の席なので、下から少し見上げる感じでしたが、辻井さんが弾いている間ずっと私その顔を観ていました。だって、その無防備な姿に目が離せませんでした。彼がピアノを弾いている時の顔や姿はとても美しく、かっこよかった。
第3楽章の途中から辻井さんも乗って来て、音楽も乗ってきて、聴いていてとても面白く興奮しました。せっかく乗ってきたのだから「まだ終わらないで~」って心で叫んだけどあっという間に終わってしまい・・・まだずっと聴いていたかった。
正直、もっと自分がセンチな感情になるのかと思っていたけど、そんなこと一切なかった。そりゃそうよね。プロのピアニストですもんね。同情のお涙ちょうだいではやっていけませんよね。
それどころか、彼のピアノはとてもたくましくて、私は聴いて元気になりました。
彼のピアノを弾いているあの顔、あの姿、私の中でずっと残るだろうな。