2019.05.31
…その1 の続き
毎年 東京文化会館でリサイタルをされていたので、その練習を上大岡でされていたのですが、
練習している時に訪ねて来ていいから・・・と仰って、
でも リサイタルの前に訪ねるなんて ご迷惑だし…と思って 何年も行かなかったのですが、
勇気を振り絞り スタジオに訪ねたら、「今 弾いている曲 弾いてちょうだい」と言われ、
モーツァルトのソナタk.310を全楽章通して弾きました。
聴きながら書いて下さったのが 写真のメモです。
レッスン料を と申し上げたのですが、「いいのよ」とお取りになりませんでした。
この間、私の弾きかたも 随分変わりました。
学生の時から、指が短いからと諦めていた曲も 明子先生の仰る 伸ばした指を使う事で
ずいぶん 弾けるようになってきました。
毎日の練習も スケールを3連音符で 3オクターブ やっています!
生徒さんにも明子先生が教えて下さった事は、伝えています。
「おしゃれをするなら、音にもオシャレをして」と講座で仰っていましたが、
美しい音 明子先生のスカルラッティは、
もの凄くステキでした。
ピアノでバロックをものすごく ステキに弾く ! ということを学びました。
最後のリサイタル とても とても 素敵でした。
生涯現役を通されて 立派な人生を送られたと思います。
今日から私も頑張ります。御冥福をお祈り致します。 ひさこ